建物の財産評価

相続で財産評価をする場合、とくに重要なものとなるのが不動産の財産評価ですよね。
しかし一言で不動産の財産評価と言っても、土地と建物は別の評価となります。
今回は建物の財産評価に関わるお話です。

建物の財産評価は、基本的に「固定資産税評価額」と同一です。
この固定資産税評価額と言うのは、固定資産税を算出する際の基準となる評価額になります。
家や土地などの不動産を所有している人は、毎年固定資産税を支払いますよね。
その際には必ず固定資産税評価額をベースに固定資産税が決定されているのです。

では実際に固定資産税評価額はどのようにして決定されるのでしょうか?
これは土地と建物で全く異なります。
土地は不動産鑑定士による正常価格をベースに決定されますが、建物の場合、評価対象となる建物と全く同じものを新しく建築した場合にどの程度の建築費用が発生するか、がベースとなります。
その建築費用に建物の経過年数や損耗状況などを考慮し減価したものが、建物の固定資産税評価額なのです。
その結果として実際に建物の固定資産税評価額の目安となる価格帯は、その建物を建築した際の60パーセント強といったところでしょう。
もちろん建物の築年数などによって大きく違ってきますので、あくまでも目安です。

このような固定資産税評価額の計算は、非常に高度な専門知識とある程度複雑な計算が必要となる評価方法です。
素人が自分で評価することは現実的ではありませんし、そもそも認められません。
では実際に建物の固定資産税評価額を調べる際にはどのような手段があるのでしょうか?

建物の固定資産税評価額を調べる具体的な方法は、建物の住所を管轄する役所や役場の固定資産税係に問い合わせることです。
役所や役場には必ず「固定資産課税台帳」というものがありますので、それを閲覧すれば固定資産税評価額、つまり「建物の財産評価」を確認することが可能となっています。
必要に応じて評価証明書も発行可能ですので、相続の際は発行しておきましょう。