アパートの財産評価

相続税の対策として、アパートを建てる人が非常に多いのをご存知でしょうか?
相続税を算出する際に非常に大きな節税効果が得られるケースが多いからです。
ではいったい、どうしてアパートを建てるとそのような大きな節税効果が得られるのでしょうか?

その理由は、やはり建物や土地の財産評価額が軽減されるからです。
相続税は遺産総額があるかなり高額な相続でのみ発生する税金で、基本的に遺産総額が高額であればあるほど、相続税も高額になります。
不動産の財産評価額は遺産総額の中でもかなり大きな割合を占めることが多いですよね。
そんな不動産の財産評価額を減額できれば、非常に大きな相続税減額効果が得られるのです。
ではそもそもなぜ、アパートを建てると土地や建物の財産評価額が減額されるのでしょうか?

まずは土地ついてですが、通常、宅地は路線価方式という計算方法で財産評価額が決定されます。
これは道路それぞれに設定されている路線価を基準として評価額を算出する方法で、その土地が面している道路の路線価が実際の基準となります。
農地や山林など、路線価方式が適用できない立地の土地である場合は、倍率方式と言って、固定資産税評価額をベースにした評価額となります。

しかしアパートが経っている土地の場合、小規模住宅用地の減額という特例が適用可能となるのです。
これは結論から言って、200平米まで財産評価額を50パーセントに減額可能な特例です。
路線価方式であれ、倍率方式であれ、適用可能となるのです。
さらにアパートが経っている土地は「貸家建付地」として扱われますので、これも大きな理由の一つと言えるでしょう。

次に建物についてですが、建物は通常、固定資産税評価額がそのまま財産評価額となります。
しかしアパートの場合、その固定資産税評価額から30パーセントまで減額することが可能なのです。
この減額された固定資産税評価額が、実際の建物の評価額であると言えるでしょう。
このように、土地においても建物においても、アパートを建てると大きな財産評価額の軽減が可能となり、結果として相続税の節税となるのです。