不動産における財産評価の基本

財産評価01

これから遺産相続をはじめる人の中にはどんなことから手をつけていいのか分からない…と不安に感じている人も多いのではないでしょうか?
一般的な見解として「遺産相続はトラブルになりやすい」というイメージが定着していますし、実際にトラブルに発展したケースも多々ありますので、誰もが不安に感じているのも当然だと思います。

中でも不動産関連の財産を相続するときには自分が思っていたのと違う…と感じることも多く、正しい財産評価が下されているかすら分からないまま相続を進めてしまうことも少なくありません。
遺産相続の対象となる財産は非常に種類が豊富で、現金や預貯金、株式や受取手形などの有価証券などは比較的評価もしやすく分かりやすいほうですが、不動産の場合は種類によって財産評価のやり方も変化していきますから、そこがかなりやっかいになります。

そこでここでは不動産の財産評価を理解するうえで知っておきたいポイントをいくつか紹介していきますので、これから不動産の相続をするかもしれないという皆さんは頭に入れておいてください。
はじめに宅地を相続する場合ですが、これはその宅地が市街地にあるのか都市外にあるのかによって評価方法が異なり、市街地にある場合は路線価方式、都市外にある場合は倍率方式で評価していきます。

なぜ2つの評価方法あるかと言うと、市街地はもともと路線価が設定されておりそれに基づいて評価していけばいいのですが、都市外は路線価が設定されていないところが多いので倍率方式になってしまうのです。
ほかにも被相続人がマンションやアパートを所有していた場合、そこに住んでいる人がいるかどうかで財産評価は変わってきますし、建物を建てている土地も相続するならそこの評価も変わってきます。

建物が建っていて、なおかつその一部を人に貸し出している土地は貸家建付地の扱いになりますので、通常よりも評価額は落ちます。
ただ誰も住んでいない、利用していない場合は貸家建付地にはなりません。

さらに駐車場を所有している場合、小規模宅地等の特例が適用されるので節税できるのですが、これはその駐車場が青空駐車場かきちんと建設した駐車場かによって異なります。
青空駐車場の場合は自由地となりますので小規模宅地等の特例は適用されませんから、もし小規模宅地等の特例を適用させたいのであればちょっとした設備を整えるなどの工夫を被相続人の生前からやっておくといいかもしれません。