貸し駐車場の財産評価

被相続人が生前、所有していた土地を持て余さないために貸し駐車場としてその土地を運営していた、というケースは珍しくありません。
このような貸し駐車場が相続の遺産として絡んできた場合、宅地などとは異なる少し特殊な財産評価方法となりますので、今回はその解説です。

貸し駐車場の財産評価をする場合、まず重要になるのは被相続人が生前、その駐車場を直接的に管理して業務を行っていたのか、土地を管理業者に貸していただけなのか、です。
これによって評価方法が違ってきます。

自分が管理者として駐車場の業務を行っていた場合、単純に自用地として評価されることとなります。
自用地と言うのは、自分以外の人間が勝手に使用する権限を持たない自分だけの土地と言う意味です。
被相続人がどのような業務形態で駐車場事業を行っていたかは関係ありません。
自分で駐車場を運営管理していたのであれば、その駐車場は自用地なのです。
ただしその駐車場が貸しアパートなどの駐車場だった場合は、アパートの敷地と一体評価となり貸家建付地としての評価になります。

対して管理業者に土地を貸していた場合、土地の賃貸借となります。
単純な自用地としての評価額から賃貸権の分を控除して評価されることとなるのです。
重要なのはこの賃貸権ですが、その価格は賃貸期間の残存期間によって変わってくることが一般的です。

いずれにしても、貸し駐車場として使用していた土地の相続は、非常に複雑な計算が必要になります。
ケースによってはかなり控除が可能なことも珍しくありません。
素人が付け焼刃で評価して申請すれば、大損をしてしまうこともあります。
その逆に申告漏れとなってしまう可能性もありますよね。
基本的にはやはり、自分で評価を行うのではなく、専門家に依頼するのが得策と言えるでしょう。
具体的に依頼するべき専門家となるのは、やはり税理士でしょう。
このような複雑な不動産の財産評価については、税理士の得意分野なので、最初に相談するのがおすすめです。